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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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 クリスマス投下第1弾。そして2人しか無理と悟った。


 待っててくれた人ほんとにごめんなさい。





 何やらクリスマスというものがあるのだと聞いたのは、喜助からだった。なんとかという徳の高い人が生まれた日なんだという。それ誕生日と同じではないかと思ったのだけれど、はるはそれを押し殺してそうですか、と返した。その一年いい子にしていたら白いひげを蓄えたお爺さんが、子供に贈り物をくれるのだという。そこだけを聞いてはるは目を輝かせた、欲しいかもしれない。

 しかし、よく考えたらはるはそれほど子供じゃなかった。というか、妹たちの方がはるかに幼いし、何より結婚している。そして極めつけは、何が欲しいかと聞かれても、欲しいものなどないことだった。贈り物をしてもいい、その爺さんにかこつけて好きな人にものを贈るのだ、と喜助が言ったところで正の欲しいものなど、知らなかった。

「そもそも、あんたが正様にしてやれることなんてないでしょうに」
 
 たえがバッサリ切り捨てたところで、そうだった、と項垂れる始末である。欲しいものは何か、地位と名声。そんなことを言われてもはるには出来ない。正の部屋へ行く廊下で鬱鬱としながらはるは考えたが、頭がパンクしてその日は熱を出した。病床を見舞った正は、また慣れないことでも考えたんだろうという。全くその通り過ぎてはるは笑ってしまった。そうして、情けない自分を奮い立たせて小さな声で問うた。


「何か、欲しいもの、ありますか?私に出来ること、ありますか?」


 力ない笑みに正は眉を寄せたが、枕元へ座り髪をそっと梳いてやりながら無理はしなくていいと静かに告げた。どんな障害が横たわっていたとしても、結婚に比べれば大したことはないのだと正は既にわかっていた。はるはその後も無理をしていろいろなことを身に付けたが、最終的にはるを守るのは自分だという自負が正にはあった。前に言っている、はるに無いものを身につけてらしくなくなるより、今のまま笑っていろと。はるはそれを正しく理解した。
 ありがとう、ございます。熱のせいで途切れ途切れではあったが、浮かんだ笑みは安らかでそれは正の最も好む表情だった。抱き締めたいと思いながら、正は一つだけ、提案をする。曰く、茂の元へ行くようにと。


「んー、いい出来!俺ってすごくない?正にやるには勿体無いくらいだよ、おはるちゃん、こっち向いて」

 やす田で、はるは重たい衣装を着つけられ、薄らと化粧をしてある人を待っていた。勿論無差別に人前へ出すためではない。夫というたった一人の客人を待っていた。垣間見た客があれを呼びたいと訴え出ては却下されるほどに美しく飾られて、なかなか来ない人を物憂げに待つ様子は他を虜にした。

 はるの元へやっと現れた待ち人は、不機嫌になっていた。それも仕方がない。着いた時には今まで見なかった美人が入っていると話が聞こえ、苦々しく思いながらそれでも秘密裏にと任せたはずの三男が妻をひけらかしていたのである。自分だけのために、というはるの思惑は既に少し破られていた。
 しかし苛々と防寒具を外し、コートを脱ぐのを後ろで何時ものように手伝われ、振りむいた時点で正の碇は霧散した。素直に頼んで良かったと思えたのである。コートが足元へ落ちるのも気にせず妻を抱き締めて、耳元で囁く。

「似合っている。私以外が、最初に見たのが許せんほどに」

 目を見開き絶句したはるも、嬉しさから正にしがみつくように抱きついた。正さんが好きです、そのままで言ったはるの言葉はちゃんと届き、知っている、と返って来た。

「ただ、これはお前の印象に合わん」

 紅に美しく塗られていた口の紅は、聊かはるには赤みを与え過ぎていた。動くな、愛おしげに頬を撫でながら少しだけ屈みこんだ正が、徐にそれを剥がしていくのを見たものは、誰もいない。





Merry Christmas!
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