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プロフィール
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性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。
乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組
大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。
何かありましたら
come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。
リクエストは拍手からでも此方からでも。
ツイッター始めました!
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お久しぶり……になってしまい本当にすみません。
お詫びの品は勇×はる で結婚しようと言っていなかったと告げた本編EDの後、
後日談前のお話にさせていただきます。
結婚、という実感がわいていないわけではなかった。だって、お見合いしたら何度か会ってみて、
結納が決まって、やっとこさ式にありつけるんだろうと、はるには自分でもわかっていたのである。大将の息子がどういう人物かはまだわからないにしても、どこの誰ともつかない(はるからしたら)殿方との結婚は憚られた。
それに、自分に生涯愛を囁いてくれるだろう相手がいるのだから……畏れ多くも跪いて手をとるという、何とも乞われているようで切なかったのを今でもはるは思い出せた。
「はる、貴様式を挙げるなら神前がいいか。いや、舞踏会のことを考えればお前には洋装も似合うのかも知れんと思う。好きな方を選ばせてやろう、どちらがいい?」
「え?え、ええと……私そういうのよくわからないですけど…うーん」
「しゃきっとせんか、この俺の妻になるのだぞ、しかし……仕方がないか、このことは俺とトキで
決めておくことにするぞ、異論ないな。」
「はっ」
今その返事はしなくていいと、勇がはるに向けて笑みを作る。口端を釣りあげるような策略じみた笑みではなく、自然なものだった。つられて笑ったはるに向けて手を伸ばし、勇は近づいてきた体を抱き締めた。頭上で溜息を吐いた勇に、ちらと眼をやってその背へ手を回す。その溜息の意味は幸せと安堵なのだということを、もう知っていた。抱いていた片手を互いに外して指を絡め、額を合わせる。身長の低いはるに合わせて身を屈め、顔を覗き込むように目線を運ぶ勇に、はるはまだ少し慣れない。いずれ、……そう、いずれ慣れて目を合わせて行く日もあるのだろうと思えば、気恥ずかしくてくすぐったいような気がした。
「あんさん、ちょっと腕伸ばしてみ。ふむ…この生地とかええやろか。でもこっちの紋の入ってんのもよろしおすなあ。迷うわあ、ちょっと勇、あんたはどないしますの?」
「まだやっているのか。俺は軍のがあるのだからそれでよかろう、式とは花嫁が主役と言ったのは
トキの方ではないか。俺はそちらの和服がいい。」
「何言うてますの、あんさんが軍のやて言うならこの子が和装やったらおかしいやないの。それに……
軍のお偉いさんとの縁談蹴っておいて、またそんな格好して結婚なんてしたら、波風立ちますえ?」
「む……それもそうか。ならば、思い切って揃って洋装にすればいい。舞踏会でも映えるのだから、
特に何の問題もなかろう。頼んだぞ、トキ。」
「……(私の意見って結局なかった……)。」
トキが帰ってから、二人でぼんやりと時間を過ごす。勇は読書、その近くではるは編み物をしながら転寝をするのが最近の常になっていた。影が動かなくなったか、と気付いて勇が寝台を振り返り、手から編み物を取りあげて抱き締める。日に日に大事にしたいという思いも、今が幸せであるという気持ちも高まる。はるは温かい体温に包まれ、身を預けてふわふわと意識を漂わせていた。時折聞こえる低い声が安心を与えてくれる。それに何より、こうして触れられるのが嬉しくもあった。一番上の姉として、甘やかされることはなかったけれど、今とても心地よく甘えられる人のそばにいる。
今より、明日はきっと、もっと。
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