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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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前作の続き。まだまだ続きまっせ。

 翌朝、私は光秀様よりも早く目が覚めた。差し込んでいる日の光はまださほどきつくない。かなりの早朝だ、そう思って、身を起こそうとして、きっちりと腹に回った一本の腕に気がついた。
「……やはり外しましょう」
ほんのりと温かい腕。明るい中で顔を窺えば、やはりお疲れだったのでしょう、少しだけ青白い顔で昏々と眠っておいでだった。

 私は外に出た。そこでわかったことなのだが、どうやらこの家は大工さんが建ててくれているものらしい。建て付けはしっかりしているし、転がっていた桶も実にしっかりしたもの。水が汲めそうだと判断したのは近くに水の流れる音がするから。
 桶を持ったまま近付き、そこで桶をすすいだ。手を水に浸せば痛むような冷たさであったが、私はそのまま手を顔に当てて手拭いで拭った。これが空き家の近くでよかった。出てくるときに一応刀を光秀様が通常、城でお休みになるときの刀掛けほどの位置においてあるので、何かあっても多分大丈夫だと思う、多分。


 戻ると、光秀様は起床しておられた。
「心配していたのですよ、まあ朝ですからまだましですがね、少しくらい自分の身体を案じてもらえませんか」
「……申し訳ありません」
光秀様の前には、一つの丸い包みがあった。どうやら握り飯らしい。
「あまりに心配だったので、私はもう一つ既に食べてしまいました。貴女も食べなさい」
すっと差し出されて受け取らないわけには行かなかったのだが、いつもお傍で控えている私が気付かないはずがない。

「光秀様、何時から目が覚めてすぐにご飯を食せるようにおなりになったのですか」
「前からです」
「嘘仰い」
光秀様は朝に弱い。織田の陣営で朝食を共にとるというときであっても、大抵光秀様は出席しても召し上がらない。半刻ほど経ってからそろそろ入れておこう、と思い出したかのようにものを口に運ぶのだ。仕方がないので周りは何も言わない。私も勿論何か言える立場ではない。
 今ここで私が考えなしに食べてしまったら、万一の時に光秀様をお守りできない。私だけ動けても、光秀様が動けなくては意味がないのだ。
「私は皮下脂肪を何とかしたいので、光秀様が召し上がるべきです」
 きょとん、とした顔をした後に、包みを開いた光秀様は徐にその握り飯を二つに割り、その片方を一口大にちぎって私の口元に押し付けた。
「一度やってみたかったのですよね、こういう餌付けのようなこと」
差し出された欠片を食べるべきなのか、非常に困った私は、なかなか口を開けることが出来ない。苦し紛れに
「私は何か愛玩動物と勘違いされるようなことをしたでしょうか」
といってみた。それには答えずに、ほら、ほら、と差し出してくるので仕方なく口に入れる。
「楽しい!なかなか面白いものですね」
そういいながら、かけていなかったもう片割れの握り飯を二口ほどで平らげてしまった。今日の目覚めはいいらしい。……そんなことよりとても恥ずかしいのだが。


「誰かおるんかの」
朝食を終えてそろそろ次の場所に動こうかといっていた所に、おばあさんらしき人が訪ねてきた。この扉を音もなくあけたところを見ると、ここに詳しい人のようだ。
「……ここに用かえ?」
勿論用などない。旅をしようと思ったが、宿を見つけられずに困っていたところに小屋を見つけたので借りてしまった、光秀様は淀むところなくそう答えた。
「おめぇさんたち夫婦くらい、この向こうの村にでもたずねてみりゃ何とかなったかもしぇんな、まあ、ここを使っても誰もこまんねから、構わんね。顔色が悪いから、今日もあんま動かんほうがええね。なんか食べもん貰ってきちゃる、待ってなせ」
そういっておばあさんは山道を下っていった。その後、二人の男性が現れて、米と野菜、魚をくれた。そのうちの一人は村の長らしく(若いのに)、最近戦があったらしく、移ってきた人が多いからゆっくり養生するように、といってくださった。少し仕事を手伝えば、食料を分けてくれるということなので、それに甘えることにした。
「思い切ってここに住んでしまってもいいかも知れませんね」
そういった光秀様はとても穏やかなお顔です。

 家を確保いたしました。ここで生活をし始めます。
「お味噌汁に大根を入れてください、きのこを採りに行って来ますから」
「お願いですから護身で刀を持ってください!」
「いりませんよ。そろそろ慣れてくださいね、私達は武を捨てたんです、私はただの男で、貴女はただの女。すぐに実感はわかないでしょうが、貴女を連れて行きたいと思った私の事を考えてください、強引かも知れませんが、あなたを妻にしますから」
護衛だった私から武を取ればもう何も残っていないのだけれど、光秀様は所望してくださるようだ。

「喜んでお供いたしますよ、何処にでも」
「いい返事ですね、いってきます」
銀糸が戸口からふらりと消える。行ってらっしゃいをまだ言うには照れくさいけれど。
 
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