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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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  これはちょっとどうかなと思いましたが、気になったので書きました。

  はるちゃん苦しいことになってますので駄目だと思う方はバックプリーズ。


(血の描写、女性はかなり嫌悪感じるかもです すみません)  


  息遣いの音が絶え間なく聞こえる。それは己の肺から出ているものだと、はるにはわかっていた。冬になってただでさえひんやりとしてる部屋の中、暖房器具もなく押し込められた薄っぺらい布団の中で、はるは耐えた。何時まで経っても腹は重くて堪らないし、引き攣った痛みと共に失われていく赤の色。はるは泣いた。だが、それは決まっていつも誰もいなくなったときであった。

「う、ん。いた、い……」

  
  夢を、見ていた。それは甘くて羽の生えた天使のような、ふわふわとして浮ついた夢。勇との日々はけして楽しいだけのものではなかった。選択を迫られたり我慢をして苦汁を呑んだこともある。けれど、今思い返してみれば、勇の一言一言は砂糖菓子のように甘く脆いものだったと分かる。風の噂で聞いている、勇は二個連隊の連隊長、宮ノ杜の当主。まだ今のところ階級は大佐であるらしいが、妻を娶りそれに勢いを付けて上り詰めていくだろうことは他の誰でも考えが及ぶ。あの日、勇は大阪へと旅立ち、任命を受けた。同じようにはるは大将子息との縁談を進めた。結果として、このように床に伏せる結果となったが。

  はるは望まぬ相手との結婚に耐えた。渋々受けた相手は、やはりはるが使用人であったことを快く思わなかったらしく、妾として置くと直前になって言った。はるに反論の余地などなく、呑みこむしかなかった。やがて子息は正妻を迎え入れ、はるをぞんざいに扱うようになった。正妻が身籠ると、相手を求めてはるに手を出し労わることなく乱暴にして捨て置いていく。正妻はそれを知りながらも何もしない。子息の手前、何も出来ないということもあるであろう。はるは身も心も傷つき、望まぬ相手に蹂躙された身体を思って泣いた。自分が汚く思えてならなかったし、破れた恋の眩しさに身を灼いた。死んでしまいたいと思った。
  だが、はるは死ねなかった。その身の内に相手の子が宿ったからである。発狂しそうな自分を抑えてそれを報告すると、家の者は驚愕した。弄って楽しんだだけの相手に子が出来るなど、と。それからは滋養のつく薬だと抜かして子が流れるように画策されたり、子が出来たと分かっているのに手酷く抱かれることもあった。そして。 
  家の目論見どおりに、子は流れた。
  だが、はるは心身共に衝撃を受け、それに耐えきれずに身体を壊してしまった。流れた後、とてつもなく出血し、量は少なくなったとはいえ未だ止まらない。身体の冷えは酷く布団に籠っても手足はかじかむ。さすってもさすっても温かさを感じられず、眼前の輪郭までもがぼやける。これが報いなのだ、とはるは思った。はるの日の日だまりのような、宮ノ杜での生活。厳しくもあったが、一心に愛を受けて幸せだった。使用人如きが受けていいような愛ではなかったのだろう。その報いを受けているのだ、と。勇には幸せでいてほしい。あれだけ真っ直ぐに好いてくれた人はきっとほかに出来ない、これから先も。だから幸せをくれたあなたはずっと幸せでいて欲しい。貴方の苦しいこと全部、私先に持っていきますね。
  はるは目を閉じた。じくじくと痛む腹部。ギシギシと動きの悪い関節。艶のなくなった黒髪。一瞬にして時計の針がぐるぐる巻き戻る。淡い桜色で整えた爪でせっせと仕事をする自分がはるには見えた。紫色で骨の節が見える手を、ぎゅっと握りこむ。髪を整えて編み、しっかり束ねる。どうしてこんなに懐かしく思えてしまうんだろう、つい最近までそうだったのに。
  目尻から温かい滴が伝うけれど、頬に触れ外気に触れたそれは直ぐに冷たく変わってしまう。

「あ、いた、い……あいた、い……――様……」

  名の部分だけ言わないことが、はるにとって最期の矜持であった。嗚咽を堪え、ゆっくりと吐きだした後、身を縮こまらせたまま、はるは動かなくなった。意識が薄れるほんの直前、頬を温かい何かが撫でていったような、そんな気がした。
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