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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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チャットで生まれたネタ。本当はもっとマルチまがいらしかったんだけれどもなんでかな……
ちょっと暴走したはるとそれを止めなきゃ、と思いつつ面倒で放置する勇様の
ラジオ番組。


 キネオラマが流れている。


「この俺、帝国陸軍大佐であるこの宮ノ杜勇と」
「宮ノ杜家使用人、浅木はるがお送りする」


「「ラヂオショッピング」」


「最初の商品を出せ、はる」
「畏まりました!(ささっ)」
 取り出されたのは壺に入っている塩である。しかし、その壺は大して高価にも見えず、かといって曰く付きにも見えない。例えるなら、そう……。おばあちゃんの梅干し。あれが入っているような壺なのである。

「貴様、今ラヂオなのだから出しても意味のないことを、と思ったであろう。愚か者。心の目で見る、もしくは想像しろ。はるの微細な説明を心して聞いて頭で構築するのだ。わかったな」
「中に入っているものの説明をいたしますか?」
「うむ、では始めろ」
「はい!今日ご紹介いたしますのは、これからの季節ちょっと気になる幽霊対策の商品です!みなさん、肝試しなんぞをして連れて帰ってきたりしておりませんか?お屋敷で変な音がしたりして大騒ぎしていませんか?」
「ああ、実は先日俺の屋敷でも変な音がすると言って騒いだものがいたな」
「茂様は意外と繊細なお方だったんですね」
「どうだかな、あれは単に肝が小さいのかもしれん。続けろ」

はい、と一つ返事をしてはるは続ける。

「やっぱり不安ですよね、幽霊を見てしまったらどうしよう。もし憑依されてしまったらどうしよう。この家に居着いてしまったらどうしよう。そんな時はこれ!」

 ごん!と大きな音を立ててはるは壺を前に押し出した。後ろで勇が「重いものは俺が持つと言ったろう、無理をするな」と声が聞こえる。

「中に入っているこれは……塩だな」
「そうです!」

中を確認して勇が壺の中身を少しだけ舐めた。

「勇様、もし毒だったら!」とはるが憤慨するが、「貴様ラヂオショッピングだというのに毒なわけがあるか!」と怒鳴り返されていた。小声ですみませんと呟いたはるにもういい、と返した勇の声も小さかった。しかしマイクにはバッチリ入っている。

「塩、ということは清めのためのものと思っていいのだな?」
「はい、そのとおり!実は、もうこの効果は実証済みです!」

 そこで一端、次の言葉をかけるはずの勇が固まった。放送事故とも取れる時間が流れる。

「……それは、いつのことだ?」
「勇さまもいらっしゃったでしょう?テラスの窓がぎしぎし順番に鳴っている気がするって。気になったので、ちょうどいい機会だと思ってこのお塩を使って見たんですよ!厨房の戸棚からなんですけどね?どれくらい撒いたらいいかわからなかったんで、ちょっと多く撒きすぎちゃいましたけど、他の人に聞いたらやった後は何にもいわなくなったって喜んでました!」
「(それは喜助に頼んで建付を直させたからだが……まあ、売り上げのためだ。ここは黙っておくか)ど、通りで白いものがやたらあると思った。あれは貴様だったのだな」
「はい。音がしなくなって、茂様も喜んでましたし」
「そうだな。この効果は我が屋敷で立証されたということになるわけだ。」

 そこではるが壺の中身を一つまみ、自分でつまんで振りかけた。

「これは人に振りかけても勿論大丈夫です。口に入っても、お塩ですから害にはなりませんよ!正様はこのお塩とお酒を以て魔よけをなさったくらいです!」
「あれは少し違……いや、どの道厨房にあったものをくすねてきたのだったな」
「くすねたのではありませんよ!拝借いたしました」
「(どこが違うというのだ!)お、おいはる、それでこれは一体いくらなのだ?」
「早速お値段ですか、ショッピングの定番ですね!特別に壱百円とはどうでしょう?保存用の壺と、魔よけのお酒も付けて!」
「……わかりにくかろう、現在価格に直せ」
「えーっと。7500円ってとこですね。お塩はちなみに100gとかいう重さです」
「(全く相場とあっていない。だがもう、教えるのも面倒だ。今度正に教えて置くように言っておくか)だ、そうだ。今なお幽霊だの妖怪だのに苦しめられているという人間は今すぐに屋敷に取りに来るがいい」
「何とも非効率的ですけど、それが限界ですよね……」
「しかたあるまい、まあ、電話されても構わんが。電話番だなどと抜かしてはる、貴様俺の専属を疎かにするつもりではないだろうな」
「滅相もございません!でも、もしかしたらいたずら電話のようなものがある可能性もありますよね」
「ふむ……ではやはり屋敷か」
「そうなりますね」

 眉を寄せたまま考え込む二人に、ブースの外からもう終了だと台本を叩く雅。やれやれと肩をすくめて軽くうなづいてからもう一度マイクに向かう。

「帝国陸軍大佐 宮ノ杜勇と」
「宮ノ杜家使用人 浅木はるの」
「「ラヂオショッピング!」」
「これにて終了である。皆の者、またこの時間に必ずラジオの前にいるように。以上である」
「みなさん、また次回このお時間にお会いしましょう!」

キネオラマを流しつつ番組終了。

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