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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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  元々WDフリーとして載せていたもの。現在は配布してません。


  いつも絶対零度全開の態度で書くことにしてた元就さんを今度は拒絶される側にしたらどうかと思ってやってみた。むずかしかった……


  頑張れ元就様 のエールを込めて送ります(笑)




「で、貴様我に何か申すことはないか。もしくは渡したいものはないのか」
「起きぬけに何を申されているのか少しも理解出来て居りませぬ。何用ですか、いきなり仰っても意味が通りませぬ、何卒「愚鈍」ゆえ」

 起床の時間になって侍女が起こしに来てくれた。と思えば着物を改めようとしたところでいきなり襖を荒々しく開けて何か言え、何かくれと言ってきたのはこの城の城主である元就である。何を言っているんだろうと冷めた眼差しで淡々と出て行けという空気を含ませて返した。
 最近少しずつ、元就が外出しているうちにと小物を部屋に増やしてみたのだが、一向にそれには気づいていないらしい。冷めた夫婦だと土佐の海賊崩れにも言われてしまったが、言い返すほどの根拠もない、ここは素直に認めるのが得策であろう。だが、冷めたという言い方は適切でない。冷めたというならば少しは熱されて焦がれた時期があるというものだろう、それは当てはまらないのではないか。焦がれたことなど、一度も無いだろう、なんだか胸に落ちるつかえのようなものが常にあって、ドロドロとした黒いものを燻らせている。どちらかというと腐りかけの傷口が段々広がって朽ちて行くのを待つような。

「部屋に増やしたと、一言口にされてはいかがでしょう?」
「面倒。それに、気に喰わないものはもう捨てた……か、家臣に与えたというのを聞いたわ、それが真実であれ噂であれ、そう言われる原因をもともと持っていたということ。このような境遇において私に何か準備をしろというのもおかしな話。」
普通ならば誕生日というものは元日であって、その時にまた一つ年をとったと認識するのだ。生まれた日に祝うことは殆どない、祝われるのは命日――死んだ日というもの。奇特なことをするものだと思う。そして、自分は祝ってほしくても、人のことを省みないのだと少し哂ってしまった。
 元就は此方の年も、ましてや誕生した日など、知ることも無い。聞かれたことも無ければ、自分から話そうとは思わない。此方の個人的情報など戦の役に立つわけでもないのだから、聞かずともいいのはわかっている。



 いけない、本当にくさくさした気分になってきた。侍女を適当に呼んで城下へ降りると言いつけた。忍をつけるように頼み、小刀を手に城を出る。顔を知られているわけでもない場所へはするりと溶け込むことが出来た。「正室」の名に恥じないように、元就の好きな餅をいくつか献上しておけばいい。かといって少量だけ買えば町人の生活としては普通かもしれないが、城主の顔に泥を塗る恐れもある。仕方なく多めに注文して城へ持つように忍に命じた。
 これでもう何も言われまい、安堵して城へ戻った。





 しかし。城では別の問題が起こっていた。元々誕生日を祝うことを知っていた諸大名は元就に対して書状と贈り物をしている。厳密には、元就との仲を心配して、髪飾りや香といったものを元就の手から渡してもらおうというのである。濃紺、緋色、金、漆黒、紫、紫苑、濃緑。それぞれの包みの色から陣営も推し量れる。元就は頭を抱えた。なぜこのような時に簪や櫛が来るのか。元就の存在など構わずに求婚しているのと同じこと、全て捨ててやろうかと思った。しかし話のきっかけになると信じてその夜、その全てを差し出した。
 一瞥したのち、
「虎の若子はこのような気の利いたものを贈れるようになったか、成長は早いものだわ」
目を細めて笑うのだから立つ瀬がない。


 これほど心配されて贈り物が多いなんてと苦笑を禁じ得ないが、せいぜい打ちのめされてくれればいい、諸大名と仲良くしておいてよかったと心から感じる。そして。十分気を落とした後に餅一つで持ち直すであろう城主の姿を思い浮かべて、ひとつ黄緑の簪を髪に差し込んだ。







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