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少しだけ(2人)入れ替えました。残暑お見舞いです。
只今2種で入れ替え終了。しかししばらくこのまんま 09月09日




シュールなくま。なんとなく華ヤカのあれに似てる

kondo-3.com
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題名にオンマウスでちょっとした説明


プロフィール
このブログです
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。

乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組

大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。


何かありましたら

come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。

リクエストは拍手からでも此方からでも。

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   正×はる です。
   

   公式スチルで寛ぐ時とキスの時は眼鏡外してましたよね。
   そんなこんなで出来た代物です。




 「ここで待っていろ」
  正にそう言われたためにはるは正の私室で過ごしていた。することもないのではるはいつもの通りに掃除をし、シーツや身の回りのものを確認しててきぱきと揃えていく。今日は元々非番であるはるは、たえから一日くらいしっかり正と過ごした方がいいと言われてそれをそのまま話したところ、深く深く溜息を吐いて、部屋に居てくれと一言正に言われたのである。

 「正様、まだ戻ってこないのかなあ」
  いつもの使用人の格好ではなく、着物を着てはるは手持無沙汰に正の部屋を物色していた。いつも使っている万年筆や、机をそっと指でなぞって、大胆にも椅子に座ってみる。広々とした部屋はなんとなく正から香る香水の香りがしているように感じた。ただ、そこに本人がいないというだけではるはとても寂しく感じる。自分の使っている部屋ならまだしも、こんなに広い部屋では一人ではちょっと怖いほどである。それなりの身分であるのだから当たり前かもしれないが、こんなところで一人の時間を持て余すとは。
 「編み物でもしようかな……」
  一端部屋に戻って道具一式を持ち込んで、はるはそそくさと次の冬に備えて淡々と編み物を始めた。



 「戻った」
  部屋の戸を開けて声をかけたというのに、はるが出てこないことに疑問を感じて正はぐるっと見回す。ソファにもいない。おかしいと思ってもう一度全体を見回したところで寝台でもぞもぞと動くものを見つけた。上着だけは脱いでソファに置いてから足音を出来るだけ立てずに近づいていく。

 「お前は……」
  どうしてこんなところに居るのか。傍には先程までいじっていたであろう編み物の棒が転がり、指にも毛糸が絡んでいる。はるには珍しく柔らかな明るい色ではなく、渋めの深緑であった。細く白い指に巻き付いた毛糸。外してやるべきかと思って手をとれば、ぎゅっと握られて正は狼狽えた。はるは着物のまま大きな寝台に転がって、しっかりと掛け布団を握りしめている。自分にかけているのではなく、しっかりと握りしめているのである。もう一言声をかけようとすると、またもぞもぞと動いて掛け布団を抱き込む。ぎゅっと握った手も一緒に引っ張るので、自然と正は寝台に乗り上げる格好になった。全く予定外のことである。
  膝で乗り上げた寝台、少し体重を移動させれば此方にはるが転がってくるだろう、そう思って正はぐっと身を沈める。服のまま寝転がるのはなんとなく気が引けたが、たまにはいいだろう、はるが話さないからなのだと理由をつけた。
  布団の塊と共にはるは正の胸元へと収まった。柔らかく温かいはるに、仕事のうまく進まないいらつきも解けていく。こめかみに口付けて、ネクタイを外すべく人差し指を喉元へ掛ければ、ぬくもりを求めてはるが抱きついてきた。
  「全く、私も毒されたものだな」
  ゆるゆると音をたてぬようにネクタイを引き抜いて、3つほどボタンを外す。すっかり寛げられたシャツと、スーツは皺になってもどの道多少の小言と共に元通りになって戻ってくることは正にはわかっていた。構うまい、今日はこのままはるを抱いて呼ばれるまで眠ってやろう。そう決めて正は眼鏡をはずし、傍のローテーブルに置いた。



  「あっ、うーん……」
  まだまだ眠い。そして暖かい何かから離れたくはないが、また寝すぎだと怒られそうな気がしてはるは目を開き、起き上がった。すっかり眠りこんでしまったが、まだ思ったほど時間は経っていなかった。午前中に此処へ来て編み物をし、まだ午後になったかなっていないか程度だろう。よかった、と息をついていそいそと身なりを整えようとして、ひっと息を呑んだ。
  「た、正様戻ってきてたんだ……」
  布団に埋もれたはるを抱き込むように眠った正の顔は少しだけ布団に隠れていたので、はるはそこだけ布団を避けた。最近遅くまで仕事をして心なしか顔色も良くない気がしていたが、この分だときっと大丈夫だろう。頬に手を当てればほんのりと温かい。整った顔、いつもなら力ある目線がレンズ越しにじっとはるを捕えるけれど、それがないだけでずっと距離が近い印象を受ける。閉じられた目元にそっと口付けて、はるはようやく自分の手に毛糸が絡まっていることに気がついた。そして外そうとはたと止まったところで、自分のした行為に今更ながら恥ずかしさがこみ上げる。
  「正様が寝てて良かった……。自分で自分が恥ずかしい」
  はうう……と悶えて足を抱えたはるは、寝台の上の状況に気を配ることを忘れていた。


  「場所が、違うんじゃないのか?ああ、もしくは回数が足りないんじゃないか?」
  すっかり起き上がった正は、若干眠たそうな顔ではあったが、はるを前に何か企んでいる様子であった。はるは耳元で囁かれた低い声にすっかり硬直している。正は掛け布団の塊を退かしてはるをしっかり抱きしめた。十分に休息を取った正ははるが起きた時に意識を浮上させた。微かな触れ合いにも動じずに、次の行動を待ったのだが。
  「もう少し場所を考えて口付けるものだと思ったが……足りんな」
  はるはこうした触れ合いの時間を嫌っているわけではない。だが、どうしても慣れることが出来ない。それは眼鏡をかけたままでの悪巧み、画策の顔ならば常々目にしており、笑顔でも裏があると分かっているのだが、眼鏡を取り、スーツを脱いで寛ぐ彼からは一変してはるとの時間であるときっぱり分けてしまっているからである。眼鏡を取った後ははるとだけの時間、その線引きが、はるを甘く混乱させる。これははるだけの特権。
  










  「た、正様」
  「何だ?」
  「こんなこと、他の人には許さないでくださいね?」
  正は一瞬沈黙した。当たり前だ、とすぐに口にできて良かった。はるは混乱して自分が何を言っているかわかっていないのかもしれないが、無意識の発言は非常に心臓に悪い。この無防備さを屋敷内で発揮して襲われないかと不安になる。自分にこんな弱点が出来たとは、らしくないと正は苦笑してはるを抱く腕に力を込めた。
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