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プロフィール
よろしければバナーご利用ください。報告はよろしくです
性別:
女性
職業:
ぷーではない。ちょっくら滋賀まで行っている。
趣味:
創作活動 読書 ゲーム……
自己紹介:
いろんなゲームが好きでやってみてはいろいろ小話が浮かんで困っている。自重しない。
mixiでもいろいろとのっけてますが、近いうちにこっちに移行する予定。
BSRは明智と毛利に愛注いでます。
MSUは三成。
何ってきっとイケメンのツンデレと変わった人が好きってだけ。
FFはセフィロスとルーファウス
RPGは主人公よりもヒールを好きになる傾向が強い。
イケメン頭脳派にどっぷり浸かる。抜けだせない。
乙女ゲーとやら
アリスシリーズ ブラッド、ナイトメア、ユリウス、グレイ。
クリムゾンシリーズ ジャスティン、ランビュール
薄桜鬼 風間、土方、斎藤
華ヤカ 脱学生組
大人の男ってやつさ、駆け引きのうまい人なら尚更いいんでねえの。
何かありましたら
come∂on.disaster21c★biscuit.ocn.ne.jp
(∂の部分にハイフン、星の部分に@当てはめてやってください)まで。
リクエストは拍手からでも此方からでも。
ツイッター始めました!
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勇×はるのIFSS。息子の名前はねつ造です。これもギフトで差し上げたものです。
次男が一番好きなんですよね。軍服、いいですよね(そこか)
これはちゃっかり 選択の余地は?の続きとなって居ります。よろしければそちらもどうぞ。
こう言っては何だが、息子は軍へ入るのがいいだろうと思えるほど俺に似た。しかし入ってほしいわけではない。なのにどうして気付くと俺の刀を持って引きずりながら歩いているのだろう。出くわした人間に向かって俺の口調を真似て話すようになったのは何時からなのか。それを、俺は知らない。
「きさま、そう、そこのおまえだ。ははうえにおれのへやにちゃをもってくるようにいってくれ」
今日は休みを取った。常日頃仕事を詰めていたせいか、周りにも休めと言われるわ、はるにも一緒に過ごせませんかと問われてしまった。はるが言うなら仕方あるまい、休みを取るより他無い。息子は――司は、今日も気付けばいつものようにはるが寝ていたところに陣取って眠っていた。珍しく自分が持ってきた枕を抱いたままであった。そう言えば先日、はるが司と一緒に帝国百貨店へ行った折に大きめのクマのぬいぐるみを見つけたらしい。はるはぜひ欲しい!と思ったそうだが、雅からもらったものもあるし、何より今更欲しいというと恥ずかしいから我慢しようとしたそうだ。司も同じようにはっとした表情でクマを凝視していた。だが、はるに欲しいかどうか聞かれると、父上の部屋に無いものを置くのはよくないと言って断ったのだという。
「私がっかりしてしまいました……。司の部屋に置いたら、私も思う存分抱き締めたり頬ずりできると思ったのに、勇さんとおんなじように殺風景な部屋にするつもりだなんて。まだ子供なのに」
道理で、二人ともががっかりした表情をしていたと思った。はるは純粋にくまを家に置くことにならなかった事態にがっかりしており、司は欲しいものを欲しいと言えな買ったことにがっかりしていた。全く、面白い処で似ている親子と言える。
あの子の遊ぶ様子や寛ぐ様子、学びに勤しむ息子の横顔に、時々勇さんを見る。最近は言動を真似るものだから、おかしさ半分、焦り半分である。
「あ、ははうえ!ちゃをいれてもらったのでへやに」
「うん、すぐ行きます」
まだ少しあどけない声で舌足らずな感じがする。だが、あの子がやがて成長して声変わりして、ますます勇さんに似たらどうしよう!後ろ姿でわからずに抱きついて勇さんが怒ることもあるかも……考えるだけで寒気がする。なんだってあの子はあんなに勇さん大好きっ子になってしまったんだろう。休日の勇さんの後ろをそれとなくついて回って観察している。いつも仕事場に持って行く刀を拝借して、それらしい格好まで真似て歩く。小声であっ、ちょ、引きずってる……!と言ってしまったが、気付いているのは一緒に観察しているたえちゃんだけ。
「あんたがあれだけ勇様勇様って言ってたら嫌でも司様も勇様信者になると思うわよ」
「でも、休みの日に私と過ごすのがおやつだけって寂しい……。」
「日ごろあんだけ一緒に買い物だのお迎えだのって行ってるくせによく言うわよ。あ、勇様が司様に気付かれたわよ」
はるは何故こそこそしているのか。それは司が何かしでかさないようにと言う配慮だろう。全然忍べていないが、司は気付いていない。流石に軍人である俺が司の気配に気づけぬなどということもなく、散々つけまわす息子に呆れて態と角を曲った様に見せかけて壁に手をついて司に目線を合わせるようにかがんだ。びくっとして身体を硬直させるが、目だけは俺から離さぬところは好ましい。
「ち、父上……」
「司、貴様今日の分の勉強は終わっているのか?……暫し待て」
朝の内に勉強を済ませてしまうというのは正が息子に促したものだ。愚か者だけが仕事を残すのだと何度も言い聞かせており、いやいやではあったがその習慣をつけ、今では当たり前に出来るようになっている……と思いたい。その息子が今現在腰に佩いているのは俺の刀である。少し気になって床についている部分を見れば、少しだけすれて傷が付いている。まあ、これくらいならばいいだろうとは思う。今日一日庭にも外にもいかなくて良かった。
「着替えて来い、俺も着替える。いつもはるとばかりでは俺の気が済まぬ、俺とも出かけるとしよう」
「ま、待って!」
自室に向かって走っていく息子を見つめてふと息を吐く。それからぱっと顔を上げ、
「転ぶから走るな!」
と声をかけた。姿が完全に見えなくなってから此方へ歩いて来たはるに、自室へと共に向かいながらこれから外出する旨を伝えると、ちょっと寂しそうな顔をしたが、土産を頼まれた。パーラーでいいだろう。司に与えるものは決めてある。今のあれの身の丈に合う竹刀と刀を、作っておこう。それが成長と共に使われなくなるのならそれでいい、いずれまた作る機会もあるだろう。そして、ぬいぐるみも。寝室に持ってくるならば大きすぎるものは困るが、年相応にほしいものを欲しいと言えばいい。それが出来る家に生まれたのだから。いずれ無駄なものを無駄と切り捨て、欲しいものを欲しいと言えなくなるだろう立場の息子に今してやれることだ。
身支度を整えて玄関で待てば、先程よりはそれらしい(若干雅に似ている気もするが)恰好をした息子がやってきた。はるにはずっと共にあることを誓っている。息子はそれより先を歩くことになるだろう。だから、それまでは、支えてやろうと思う。
「これから何処に出かけるのですか?」
「お前がこの前悩んだものと、俺がお前にやろうと思っているものだ。真似などしなくとも、お前はきっと俺に似る。嫌でもだ。今ははるにでも甘えておけばいい、あれはそれを待っているからな」
わかっていない顔で、それでも頷く息子ににやりと笑いながら、頭を撫でる。俺に似て、軍に入って制服ともなれば、はるは俺とこやつの見分けがつかずに苦労するかもしれないと。
「あの……」
「どうした」
「最後にシュウクリイムを食べてもいいですか」
「?構わんが、何故だ?お前もあれが好きなのか」
少し顔を赤くした息子はこくんと頷いた。これはもうはるの好みが移ったとしか思えない、いや、トキも与えて居たことがあった。あの嫁姑は何処までも仲がいいものだ。
「いいだろう、ほら、手を出せ」
こちらに向かって躊躇いがちに伸ばされた手を、しっかりと握ってやる。自分にはそのような経験はないが、はるがしてやっていた。ならば、俺がしてやってもいいだろう。そうして俺は、夕餉の時間まで共に司と歩き、心配そうに屋敷の玄関で待っていたはるにお帰りと言われて、今日一日を終えたのだった。
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